サキルスジャングル
「ここ・・・か・・・フラットが占拠した重要拠点」
コ−ドは、森を掻き分けながら進んでいく。
「こんなきれいな森なのに」
サキルスジャングルの重要拠点は、
地下で草木をコントロ−ルし、地球上の大気と水を清浄にしている。
つまり、ここが占拠されれば、地球上の酸素は、汚れきり、
地球上から人類は滅亡する。
「僕は絶対に許さない・・・」
バッバッ
コ−ドがそう呟いた瞬間、草木の間から、緑色の人形レプリロイドが現れた。
「敵か!?」
コ−ドは、右腕をバスタ−に変形させながら言う。
しかし
「う・・・うぅ・・・助けてください・・・」
緑色のレプリロイドが、苦しそうに口を開いた。
「私は・・・サキルスジャングルの清浄マシンを・・・管理している・・「マルス」と言います」
マルスと名乗るレプリロイドは、そう続けた。
「そうか・・・それで!?清浄マシンはどうなった!?」
コ−ドは、マルスの肩を掴んで訪ねた。
「マシンは・・・「ガイア・リカバリ−ズ」と名乗る軍団に・・・占拠されました」
マルスは、静かにそう告げた。
「やばいな・・・良し!ここは僕に任せろ!」
コ−ドは、マルスを放すと、力強くそう言った。
「本当ですか!?ありがとうごさいます。あっ・・・そうだ。最後にお名前を」
「コ−ド・・・ロックマン・コ−ドだ!」
コ−ドは、ビシっと親指を立てると、その場を後にした。

戻る  進む